まじめなブログ

仕事や教育や思想的なことを書きます。まじめです。

まえがき

いつも、ブログや日記を書き始めるときには、大抵、前書きのようなものをこさえることにしている。そのときの自分が、どのような動機でもってログをつけ始めたのかをあとから垣間見るのは面白いものだ。「こいつ暇だったんだなあ」「思い悩んでたんだなあ」などなど、かつての自分が様々な表情を披露してくれる。いま書いているこの前書きが、数日・数ヶ月・数年先の自分にどう読まれるかが楽しみである。

 

さて、ここははてなにおける(覚えている限りでは)2つ目のブログだ。

はじめにつくったほうと何が違うのかといったら、あまり変わらない。なんとなく、もとのほうは自分用の趣味の備忘録・雑記の用途、今回のは誰かに読んでもらうことを想定して、なるべく有用な情報を提供する用途で書こうと思っている。でも、だらだらと考えたことを垂れ流すという意図では何も変わらない。

ここで何について書くかといえば、教育や「読む」という行為について書いてみようと思っている。

自分は、モグリの教育者だ。それも、国語教育に携わる人の中で、端の端に位置する者だと自称しておく。だから、自らを高潔な教育者であるとは思わない。私は食べるために教えている。しかし、人の利己的な行為が、他者を助けることだってある。電車で足が痺れたので立ち上がったら、近くで立っていたおばあさんに感謝されるなんてこともあるかもしれない。私はあくまで、知的好奇心を満たすために、最善の教育を模索していくつもりだ。

私はいま、コンスタントに、数多くの子どもたちを前にして「教育」を行う機会が持てるという、考えてみれば稀有な状況にある。この状況を資源とし、数多の仮説と実験を通して、教育・学ぶということ、読むということについての真像に、少しでも迫れればいいと思う。そして、ここが願わくば、世界のどこかの誰かにとっての考えるヒントになればよいと思う。もちろん自分も何かが得られるといいと思う。ネットという広大な網の中で、何か偉大な発見に出会えることを楽しみにしている。

 

なんとも高尚な大風呂敷を広げてしまったものだ。前置きはそこそこに、はじめよう。